大工さんに「差し入れ」いる?

みなさん、こんにちは!
アイ建設工事二課です。

本日は皆さんからよく質問される「差し入れ」問題です。

(これはもしかしたら、地域性があるかもしれないので、あくまで都市部での「一般論」のお話です。)

「何を差し上げたら …」とよく質問されるのですが、その場合お答えしているのはただ一つ!

何もいらないです!

「何もいらないです」というのが一番の正直な意見です。
せいぜい新築の建て方工事の時くらいでしょうか …?

職人さんにきいてみるのも手ですが、おそらく「お気遣いなく」という答えが返ってくるものと思われます。
これは決して、遠慮しているためではなく …。

大工さんはだいたい、8時から17時までの勤務で、10時、お昼、15時と休憩をとっている方が多いです。
(現場によって異なります。)

ただ特にお子さんが小さい方、夜に予定がある方などは、10時と15時には休憩せず、その分早く帰るという方もいらっしゃいます。

まずこの時点で、休憩時間に個人差がうまれてしまいます。

何を飲む?

そして休憩時間に何を飲む?という時にも、好みは様々です。
「ブラック」「微糖」「コーヒー以外ならなんでも」「ジュース」「お茶」「水」などなど。

これがただの好みだったらよいのですが、飲んでいる薬の関係でダメ、持病でダメ、トイレが近くなるからダメ、など様々な理由があります。

昔は、「職人さんといえば缶コーヒー」のイメージがありましたが、「コーヒー飲めない」という人は世代関係なく多い印象です。
強いていえば、お茶が人気でしょうか?

私はペットボトルや缶をいただくと、よくお持ち帰りをさせていただくのですが、その場合は家族が大喜びしています。

お菓子もいる?

お菓子は「あれば嬉しい」という方と「絶対いらない」という方に分かれます。
様々な業種や年代を合わせて、経験上は「いらない」という方が80%くらいかな?という感じがします。

これも、持病で節制しないといけない、ダイエット中だから、食べた後すぐ動くと体調がよくない、歯磨きしたくなっちゃう、など様々な理由をききます。
ただ、お客様にいただいてしまうと「食べなければいけない」というプレッシャーにもつながりがちです。
とくに生もの、どうしよう?と思うことが私もあります。

これは「差し入れ」とは違うのかもしれませんが、実は「よかったら帰りに」ですとか、「後でおやつに」など、仏さまのお下がりの和菓子をいただくことがよくあります。
私はどら焼きやカステラが大好物なので、これは後で美味しくいただいております。

後でも食べられるものは、ご家族がいらっしゃる方などには喜ばれるかもしれません。

私が差し入れているもの

私も下請の仕事のこともあれば元請の仕事のこともあります。
元請の仕事の場合、職人さんに飲み物を差し入れることがあります。

個人的に感じるのは、ペットボトルの伊右衛門はどの季節も人気です!
お菓子をあげるのは、バレンタインの時ぐらいです。

現場に職人さん5人の場合

(一応、手持ちの飲み物をチェックしてから買いに行きます。)

  • 冬の特に寒い日場合:ホットのペットボトルの緑茶2本、ホットのペットボトルのほうじ茶1本、ペットボトルの緑茶(伊右衛門)3本
  • それ以外の冬の場合:ペットボトルの緑茶(伊右衛門)4本、ホットのペットボトルの緑茶2本
  • 夏の特に暑い日の場合:ペットボトルのスポーツドリンク(ポカリスエット)2本、ペットボトルの緑茶(伊右衛門)3本
  • それ以外の夏の場合:ペットボトルの緑茶5本(銘柄2種類)
  • それ以外の季節:ペットボトルの緑茶5本(銘柄2種類)
現場に職人さん10人以上の場合

上記に少し伊右衛門を足し、「缶コーヒー微糖2:缶コーヒー無糖1」くらいの割合で混ぜます。
飲まなければ各々自由に持ち帰ってもらい、いらないと言われれば自分が持ち帰り家族にあげています。

結論

「何もいらない」です。

とはいえ私も、自宅のちょっとした工事を職人さんにしてもらうことがあります。
そんな時には何か差し入れをしたくなってしまうのですが、日頃の関係性からとても正直に「本当にいらない」とよくいわれるので、本当に何もしないことにしました。

作業中に普通にお昼ご飯をいただいていたりもします。
心苦しくはあるのですが、逆の立場の気持ちを考えると、余計な気をつかわないでいただけるのが一番ありがたいです。

それでもなお、何か差し入れをしたい!というご希望がございましたら、喜んでセレクトのお手伝いをさせていただきます。
その場合は個人的にご相談ください。

工事二課代表 いいだ

建築大工技能士を目指す元大工見習い。
以前はフランスのドイツ国境の街ストラスブールに住んでいました。
「仕事は楽しく、今日も元気に安全にがんばろう!」がモットーです。

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